生まれたときから、
携帯電話もipadもお手のもの、
ITバリバリ世代に、
あえて人の手で教える、
体験型の科学教育をしたら、
どんな反応が待っているのでしょうか。
そんなことを考えまして、実験教室を開催致しました。
その名も、
「みきらぼ実験教室 ASONTEC」
ふと公園に行くと、
ジャングルジムの上でゲーム大会が開かれている世代ですから、
「美樹おねえさん今更なんでしょうか?」
という反応が返ってくるのは仕方ないと思いつつ、
勇気を出して開いてみました。
プログラムはこちら。
「不思議な物質に覆われた惑星に
着陸できるロケットを開発してみましょう。」
というものです。
まず、不思議な物質を実際に
触って、叩いて、匂いをかいで、
どんな性質があるのかをまとめてもらいました。
そして、
この不思議な物質の上に着陸できるようなロケットを開発しましょう。
=”研究者”のプロセスを体験してみましょうというもの。
実は、不思議な物質とは、
通常は液体、たたくと固体になる、流行のあれです。
ウーブレック。
一時期、液体の上を走れる!と話題になりましたよね。
キッズには難しいプログラムであると思いましたが、
見事、素敵なロケットを”開発”してくれました。
☆①人目☆
「たたき続ける→固まる」という性質から、
足が何本もあり、振動し続けるロケット。
これなら無事着陸できそうですね。
しかも、
カップルだそうです。
生物の感情まで反映して研究していることに驚きです。
☆②人目☆
「手を入れる→埋もれる」という性質から、
もはや埋もれちゃえばいいのでは?というロケット。
概念がすごい。ノーベル科学賞級。
そして、
こちらはアイスブレイクの時の写真。
親子の時間は、
その後の子どもの人生に大きく影響を与えるので、
こういった時間も大切にしていけたらいいですね。
生まれたときから、
携帯電話もipadもお手のもの、
ITバリバリ世代に、
あえて人の手で教える、
体験型の科学教育をしたら、
一生懸命に考えて、
”当たり前”のことに疑問を持つ、
子どもの発想力のすごさを思い知らされました。
大人になればなるほど、
こういうもんだよね、受け入れるしかないよね、
という思いを消化せずに生きるようになってしまった自分を、
反省する機会ともなりました。
未来のリケジョになったら、是非私に刺激をください。
今回の実験教室にご協力くださった
きゅうさん、のぶさん、うーさん、心より感謝申し上げます。
これからもこの抑えきれない好奇心を
発信していきたいと思いますので、
お読みいただけると嬉しいです。
五十嵐美樹