【ScienceClass】オトナの実験教室

【オトナの実験教室】

皆様こんばんは、五十嵐美樹です♪

皆様は素敵なクリスマスをお過ごしになりましたか？？

今回のブログは、先日開催した実験教室について書かせて頂こうと思います！

〜オトナの実験教室〜

12月20日に「世田谷ものづくり学校」にて“大人”だけを対象とした実験教室を開催させて頂きました。

テーマは「車とエネルギー」で限定10名で参加募集をかけたところ、理科教員の方々・大手自動車メーカーエンジニアの方・映像制作会社の社長・マジシャンの方など、様々な職種の方々が集まって下さいました。

 

いつもは子どもたち向けに実験教室を開催している私ですが、今回の対象は大人たち。

ということで、事前準備として知見のある方々にヒントを得に会いに行ってきました。

 

〜環境省インターンシップ時代の恩師〜

まだ省庁ではインターン制度が整っていなかった時代に、飛び込みで環境省に届けを出した私をインターンシップとして受け入れて下さった恩師を訪れました。

当時、自動車に関連する部署を熱望し行かせて頂いたということもあり、「自動車の講座開かせて頂けるまでになりました!!」という報告と共に再会することが出来ました。

恩師に相談させて頂くうちに、「運輸部門の二酸化炭素排出量（※）」のデータや「燃費を良くするエコドライブ（※）」の方法、「e-燃費（※）」という楽しく燃費を計算できるシステムがあることを学びました。

（※）国土交通省で一般に公開されている情報です。

そしてその一部を勉強し、実際に実験教室で解説しながらご紹介させて頂きました。

 

〜ジャパンGEMSセンターでの恩師〜

前職の繋がりで、米カリフォルニア大学バークレー校の付属機関LHSで開発された科学・数学領域の参加体験型プログラムを提供している「ジャパンGEMSセンター」のプログラムに参加したことがありました。

そのときの恩師を訪ね、実験の細かい部分をご相談させて頂きました。

 

以上のお二人からヒントを得て、無事に当日の実験教室のプログラムを組み立てることが出来ました。

 

その内容が、

”手回し発電機で１０回回して出来たエネルギーの量は変えないで、走行距離を伸ばせるよう車模型を改造し、未来の燃費の良い車を考えるという実験”です。

早速組み立てを開始し、チームに分かれて実験を始めると、、

 

”動力を風力に変えようと試みるチーム”がいたり、

 

”初速を動力に頼らない方法を検証するチーム”がいたり、

気付けば、大人の方々が私の実験教室に熱中して下さいました。

そこで気付いたのが、普段子どもたちを対象に実験教室を開いていますが、科学をとおせば大人たちも何ら変わりないのだなということです。

科学には大人から子どもまで世代を問わず夢中にさせる魔力があるということを今回の実験教室で強く感じました。

私自身も、中学生の時に虹の原理を調べる実験教室に参加して理科を好きになり、高校生の時には身の回りの現象がひとつの物理法則を用いて説明がつくことに感動しました。

そして、大学では物理学を専攻し、現在も科学に携わる仕事をしています。振り返ると、私自身も子どもの時と変わらず科学に夢中になっていることに改めて気付かせて頂きました。

今回の大人向け実験教室を経て、そんな“魔力”を持つ科学にこれからも携わって行きたいと改めて思いました。

今回このようなチャンスを下さった「みんな電力株式会社」及び「ジョシエネLABO」の皆様、今回ご参加くださった皆様、恩師の皆様、ご協力頂いた全ての方々に心より感謝申し上げます。

 

２０１５年もいよいよクライマックスとなり寒い日々が続きますが、どうかご体調にお気をつけてお過ごしくださいね♪

最後までお読み頂きありがとうございました！！

五十嵐　美樹(MIKI IGARASHI)